香取正博のブログ

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3,780円は安い!?国産Tシャツブランド「ナインオクロック」は「お!値段以上」を実現できるか?

国産Tシャツを販売するにあたり、価格設定をすごく悩んでいたが、税込3,780円はちょうど良かったのかも?と思っている。 

 
 
すでに販売もしているし購入してくれた方もいるから書くべきではないのかもしれないが、最初の1ヶ月間の販売枚数は188枚と集計してみて、改めて価格設定はこれで行こうと思ったのである。
 
 
私が買う立場からしたら安いにこしたことはないが、売る立場からした高いにこしたことはない。ここは誰もがおわかりだと思うが、それでもこちらの都合だけをいえば税込3,780円はけっこう頑張っているのであるw

 

まだ1ヶ月だけなので価格設定が成功?と計れるものでもないが、例えばこれを税込2,980円にしたとしたら販売枚数は少しは増えたかもしれないが、総売上高は今の税込3,780円とさほど変わらないのではないかと思うのである。
 
 
2,980円のほうが買いやすいが、しかし客数や複数購入が増えるとしても2倍にはさすがにならないだろう。
 
では仮に1.5倍としてみても282枚売れたことになるが、総売上高は少し高くなるが、原価率を今は下げることができないので、結局3,780円を188枚売ったほうが粗利益は高い。
 
 
それに梱包・発送作業を考えると2,980円より3,780円のほうが同じ利益で楽して働くことができる。つまり効率的にあまった時間は別のことにも当てられる。まぁ今はまだちょっと退屈だがw
 
 
では1,980円ならどうだろうか?それなら客数や販売枚数が2倍になる可能性もある。しかしそこまで値下げしたら利益が全く出ないから商売としてやってられないし、それこそユニクロやファストファッションに勝てるわけがない。
 
何より9o'clockは広報や宣伝に最初は限界があるから、通販となれば1,980円にしたところでサイトにアクセスする人が増えるわけもないだろう。
 
 
となれば独自サイトなので値下げしても客数が増えるわけでもないし利益が上がるわけもなく、値下げはただの消耗戦となるだけだ。
 
 
では客数が増えなくとも1,980円にすれば購買率が高まる可能性もある。しかしECサイトの一般的な購買率は0.1~0.5%と言われている。購買率1%以上ならわりと優秀なほうらしい。
 
そこで9o'clockの6月は購買率1%を大きく超えていたので、1,980円にしたところで購買率が格段に上がるとは思えないのである。
 
 
つまり今の規模や販路などを考えると9oclockにおいては安売りしても意味が無いと考えられる。
 
 
では安売りせず価格を今より高くしたらどうだっただろうか?
 
 
例えば4,980円。しかしこれでも変わらず買ってくれた方も多いような感触である。
 
 
5,980円はどうだろうか?ここで少し客数が減りそうだが、しかし利益率が上がるので効率的に変わらず稼げそうな気もする。
 
 
ただTシャツを2枚目3枚目、そして紹介者などがかなり減りそうな気がしてしまう。ナインオクロックにはそこまでブランド力がまだ無いことを自負している。そしてロンTともなればさらに高価格となるから、購入者がどんどん限られてきそうだ。
 
 
私はユニクロのようなナショナルブランドを、国産でスタイリッシュに、そしてワンランク上のベーシックを目指しているので、
 
まだ1ヶ月だが、まだTシャツしかないが、価格設定は間違いなかった!と確信しているのであった。
 
 
とはいえこれでもしも淘汰されたのなら、消費者と市場がそう判断したのだから、価格以上の価値は無かったということだろう。
 
 
Tシャツには絶対の自信を持っているが、スペック以外にもこれからどうお値段以上を伝えられるかがカギとなる。
 
 
スペックが最上級なのは当たり前で、
 

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